投資先については、「分散投資」を意識することが重要です。最初に大まかな資産配分(アセットアロケーション)を決定します。
アセットアロケーションは、大まかな資産配分のことを指す言葉です。各資産へどういった割合で投資するかを決定します。積極的な投資をしたい場合はハイリスクハイリターンな資産の割合を大きくし、逆になるべくリスクを避けたい場合は、安全資産の割合を大きくします。組み合わせにおいて絶対的な正解はありませんが、「地域を分ける」、「景気の影響を受ける資産と受けにくい資産を組み合わせる」、「価格変動(リスク)が大きい資産と小さい資産を組み合わせ」などリスクを分散させる意識を持ちましょう。
以下に「積極型」と「安定型」、「中間型」の3つのタイプとその例を挙げますが、これはあくまで一例に過ぎません。是非自分自身が納得いくアセットアロケーションを考えてみて下さい。
積極型
積極的な投資をする場合は、大きなリターンが狙える株式の割合を大きくすることが基本となります。将来的に経済成長が期待される新興国株やゴールド(金)以外のコモディティを加えることで、より大きなリターンを得る可能性が拡がります。
例:「株式60%(米国30%・日本20%・新興国10%)・「債権20%(米国10%・日本10%)・「コモディティ20%(金10%・その他10%)」
安定型
安定性を重視して投資をする場合は、安全資産である現預金と債券に重きを置くことが基本となります。株式は米国、日本など先進国を中心に、コモディティはゴールド(金)を中心に組み入れることで安定感を増すことが出来ます。
例:「株式40%(米国20%・日本20%)・「現預金20%(米ドル10%・日本円10%)・「債権20%(米国10%・日本10%)・「コモディティ20%(金20%)」
中間型
バランスを重視するのであれば、リスク資産と安全資産を同程度組み入れるのが有効です。
例:「株式50%(米国25%・日本25%)・「債権50%(米国25%・日本25%)」
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